陶器  Tōki

・大分県日田市 小鹿田 黒木昌伸窯

 陶工 黒木昌伸

 

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黒木昌伸さんの小鹿田焼を初めて目にしたとき、

何とも言えないやさしさと、日々の暮らしで使い勝手がよさそうで、すっと馴染みそうな佇まいに心が惹かれました。

 

その感動のまま、大分県日田市へ。

実際に黒木さんにお会いした瞬間、不思議と納得したのを覚えています。

——あのうつわを生み出したのは、この方なのだ、と。

あのやわらかなやさしさ気配は、黒木さんそのものだったのです。

 

黒木家は、300年以上の歴史を持つ窯元。

昌伸さんはその七代目として、一子相伝の技と想いを受け継いでいます。

静かに語られる日々の仕事や土との向き合い方に、深い感銘を受けました。

 

あれから2年。

我が家で黒木さんのうつわを使い続けてきました。

カップは口あたりがとてもよく、手になじみ、うつわも使うたびに「いいなぁ」と。

暮らしの中で自然と出番が増え、気づけばすっかり、なくてはならない存在になりました。

 

もし機会がありましたら、ぜひ手に取ってみてください。

そっと寄り添うような黒木さんのうつわたちが、日々をあたたかくしてくれると思います。

 

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・滋賀県甲賀市 信楽 古谷製陶所

 古谷浩一

 

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古谷浩一さんの製陶所を訪ねたのは、今から11年前のこと(※2025年時点)。

あたたかな“白”の粉引のうつわに、初めて出会った時——

そのやさしく、どこか懐かしいような質感に心を奪われました。

 

料理を選ばず、どんなおかずもそっと引き立ててくれる。

日々の食卓で“ほっ”とさせてくれる、そんなうつわです。

わが家でもずっと使い続けています。

ときにはうっかり割ってしまうこともありますが、金継ぎを施して、もう10年以上。

使うたびに、どんどん愛着が深まっていきます。

 

もし機会がありましたら、ぜひ手に取ってみてください。

やわらかくて、ほっとする古谷さんのうつわたちが、きっと日々の食卓をあたたかくしてくれるはずです。